私たちが家をつくるうえで大切にしていることは「長く愛される良質な家づくり」なのですが、
その要素はいろいろとあり、そのひとつに「用の美」があります。
「用の美」とは日常的な暮らしの中で使われる手仕事の日用品の中に 「美」を見出し活用するということです。
(この言葉を生み出した民芸運動につきましてはまたこちらをご参照ください。)
家こそ暮らしのための実用的な最たるものであり、家を美しくしつらえることが心豊かな日常につながると考えます。
美しさは人の感覚でそれぞれありますが、誰が見ても美しいと感じる寸法があるように思います。
動線・使い勝手の良さがあって初めてそれは生まれるものです。
なぁんて! むつかしそうなことを述べてみましたが、要するに
「舟入南の家」キッチンの造作棚が 使いやすそうで、かつ見た目のバランスも美しく
「経年美化」の期待できる材料で作られており、これから長く使われ愛されていくだろうなぁと
いうことに感動したということをお伝えしたかったのです。
カウンターの養生と支え棒がとれるともっと美しく使いやすくなります。