住宅を長持ちさせるために

2013-02-25

 

住宅を長持ちさせるため最もよくきかれるのが長期優良住宅でしょう。

長期優良住宅とは新築時に一定以上の性能を持っていると認定された住宅をさし、現在は様々な優遇措置が行われてます。

認定基準は

①構造躯体の劣化対策 (数世代にわたり構造躯体が使用できること)

②耐震性 (継続利用のための改修の容易化を図るため、破損レベルの低減を図ること)

③維持管理・更新の容易性 (耐用年数が短い内装・設について維持管理(清掃・点検)が容易に行うために必要な措置が講じられていること)

④省エネルギ-性能 (断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること)

⑤居住環境 (良好な景観の形成その他の地域における居住環境の維持・向上に配慮されたものであること)

⑥住居面積 (良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること)

⑦維持管理保全の方法 (建築時から将来を見据えて、定期的な点検等に関する計画が策されていること)

いくら長期優良住宅にしたらかといってメンテナンスなしでは住宅を長持ちさせることは困難です。

どのようにすすめていくか

・長期の維持管理計画をたて10年を超えない間隔で点検のする

・申請時に維持管理に要する資金計画をお施主様に示しておく などあります 

しかし、維持管理に手間・費用がかかり過ぎると長続きしないと思います。

そのためにはお施主様がメンテナンス維持のために簡単な修理・補修・点検ができるようにしていき、工務店がサポートしていくことが

住宅を長持ちさせるために続く社会になると思います。

 写真は築90年の曽祖父の家です