山口県古民家再生協会からのご紹介で、古民家鑑定依頼があり伺いました。
県北の某所で、鑑定というよりも現状劣化診断や利用方法のご相談でした。
築100年以上だということでしたが、床下はシロアリや劣化もほとんどなく屋根面土漆喰はとてもきれいで非常に良い状態でした。
・古民家は夏を涼しく過ごせようにつくられているためこれからの寒さ対策はある程度必要です。
・古民家は釘や金物は使わない伝統構法で粘り強さ・応力の分散・めり込みなどで在来工法に比べ柔構造・免震構造といえます。
しかし、現在の建築基準法にはあてはらず、矛盾を感じるものがあります。
利用方法は、古民家を理解して住んでもらうかカフェや雑貨店・美容院・カルチャー教室など様々な用途が考えられます。
この日本の木造建築の技術・知識は継承して行かなければならないし、古民家を残し守って行くべきだと改めて思いました。